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2014年01月27日

部下の遅刻

「すみません、今起きました…!
急いで向かいます!」

朝礼の20分前。
部下からの連絡が来た。
今から出るのでは、どう考えても間に合わない。
憂鬱な気持ちが、僕を襲う。

何が憂鬱かと言うと、朝礼の勤怠報告だ。
誰それが直行してますとか、有給ですとか発表する。
だけど寝坊で遅刻、なんて言うと苦笑の嵐だ。
彼の評判はガタ落ちしてしまう。
タイムカード至上主義の我が社では、
仕事内容よりこういう部分が影響してしまう。

ついこないだも、
違う部下が遅刻したばかりだ。
こんなことが続くと、
お前の部署はどうなっているんだ!と、
責任を追及されるかもしれない。
だけど正直、寝坊までは管理できない。
毎朝モーニングコールをするわけにもいかない。

彼が遅れて会社に入って来た時の気まずさを想像すると、
本当に心が痛い。
もし自分だったらと思うといたたまれない。
僕なら、気まずさから、
一日の仕事に影響が出るだろう。
そして、今後も引きずる。

さっき起きたばかりだそうだから、
まだ一時間はかかるだろう。
遅刻だと一日欠勤扱いとなる。
給料はカットされるし査定にも響くし最悪だ。
普段とても良く頑張っているのに、
この一発の遅刻は、それらを全て覆すほどの威力を持つ。

彼は実家暮らしだ。
親は起こしてくれなかったのだろうか。
息子が起きてこなかったら不審に思わないのだろうか。
家族間のコミュニケーションが足りないのでは?と、
いらぬ心配をしてしまう。

それにしてもそわそわする。
彼が会社に来るまであと少し。
ちゃんと指導できるだろうか?
僕の、彼に対する態度は、今後にも少なからず影響するだろう。
彼の今後より、自分の今後を考えてしまっている。
上司として器が小さいな、と、
誰かの声が聞こえた気がした。
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posted by さゆーこ at 23:36 | 部下の遅刻